【イングリッシュティーNo.1】 茶葉の特徴やおすすめの飲み方をご紹介!
茶葉の特徴
2025-11-25

今回は、そんな創業者の情熱から誕生した「イングリッシュティーNo.1」についてご紹介します。
イングリッシュティーNo.1の名前の由来

創業以来、時代や消費者のニーズに応えるべく、少しずつ紅茶の種類を増やしていったアーマッドティーですが、番号がついているのはこのブレンドだけ。この番号の意味は?どんな紅茶なんだろう?と気になりますよね。
実は「No.1」の意味はとってもシンプル。「No.1」=「ベスト」ということなんです。名前を付けたのは優秀なティーテイスターでもあった、創業者アーマッド・アフシャーです。
ティーテイスターは、紅茶の品質の良し悪しを日々のテイスティングによって見極めるだけではなく、異なる産地の紅茶を組み合わせて新たな魅力ある味を作り出す紅茶のプロフェッショナル。
そのプロが、自ら理想の味を求めて研究し、これ以上はない!と作り上げた味だったのですね。イングリッシュティーNo.1は、創業以来の伝統を持つアーマッドティーのオリジナル。他では味わえない、いわゆるハウスブレンドです。

茶葉の特徴

イングリッシュティーNo.1に使われている茶葉の産地は3か所、セイロン、アッサム、ケニアです。
紅茶の香気成分を多く含むセイロンのハイグロウンティーとミドルグロウンティーをベースにアッサム、ケニアを加え、コクをプラスしてバランスを整えています。
さらにその繊細で華やかな特徴をより活かすために、ベルガモットの香りをふんわりとプラスしたところが、優秀なティーテイスターでもあった創業者の独創的なアイデア。
よりフローラルな香りが楽しめます。フレーバーティーというと香りのほうが注目されがちですが、イングリッシュティーNo.1はベースの紅茶にワンランク上の上質な茶葉を使っているので、ベルガモットの香りはそれを引き立たせるための裏方的な役目を果たしているのがおもしろいところです。その絶妙な風味に、一度飲んだらファンになる方が多く、たくさんの紅茶通の方々から長年にわたって支持されています。

お湯を注いでみると、立ちのぼるのはふんわりとした上品な香り。カップの中の水色(すいしょく)は、赤みのかった明るいオレンジ色で、ミルクを入れても白っぽくなりません。渋みはあまり強くないので、そのままストレートで飲んでもおいしく、少し長めに蒸らせばミルクティーにもぴったりです。
イングリッシュティーNo.1の楽しみ方~おすすめのペアリングとアレンジ~

ストレートでもミルクティーでもおいしいイングリッシュティーNo.1。どんなスイーツにも合いますが、特にチーズケーキとのペアリングは相性抜群!ぜひ試してみていただきたいです。
チーズの酸味を優しく包んで、おだやかな渋みとコクがこってりしたチーズによく合い、ベイクドチーズケーキ、レアチーズケーキどちらにもおすすめです。ミルクティーにしたときは、イギリスで昔から愛されているシンプルなビスケットを浸しながら食べるのも楽しいですね。
また、フレーバーが控えめなのでアレンジティーのベースにも使いやすいのがこのイングリッシュティーNo.1のいいところです。いろいろな甘味やフルーツによく合いますよ。
例えば、少し濃い目にいれたイングリッシュティーNo.1にはちみつを加え、はちみつの成分で紅茶が黒っぽくなったところにミルクを加えた亜麻色のキャンブリックティー。
また、グラニュー糖で甘みをつけ、オレンジのスライスをうかべるシャリマティーにもぴったり。
アイスティーなら、グレープフルーツジュースを加えたフルーツセパレートティーがおすすめです。

イングリッシュティーNo.1に関する豆知識~アフタヌーンティーの歴史~

気候的にも気温が低く、乾燥している英国では、1日の間に何回ものティータイムがあります。
主なものとしては、まず朝起きて飲む目覚めの一杯のアーリーモーニングティー(別名ベッドディー)、次に朝食時のお茶、それから11時ごろ家事や仕事の合間の小休憩に飲むイレブンジス、昼食時のお茶、午後3時ごろのアフタヌーンティー、夕食後の家族団らんのアフターディナーティー、そして寝る前のお茶、というわけです。
この中でも、日常のティータイムとはちょっと違う特別なティータイムがアフタヌーンティーです。
アフタヌーンティーとは、お客様を招待して、午後の時間にゆったりとお茶とスイーツとおしゃべりを楽しむ社交的なティータイムのこと。今でもホテルやティールームなどで季節やテーマごとのアフタヌーンティーを楽しむことができますね。
このアフタヌーンティー、はじまりは空腹を耐えかねた貴婦人のアイデアからうまれました。
時はさかのぼって1840年代、イギリスの大貴族である第7代ベッドフォード公爵夫人のアンナ・マリアが、昼食のあと夜の9時にはじまる夕食までの空腹を一時的にしのぐためにバター付きのパンとお茶を自室に運ばせました。
これが気に入った公爵夫人は、やがて夕方退屈なときは、自分のサロンに友人を招いて、一緒にお茶とお菓子を楽しみつつ、おしゃべりに興じるようになったのです。
これがアフタヌーンティーの始まりだと言われています。
このティータイムは貴族の間で大流行しました。こうして、華やかなアフタヌーンティーが社交の場として人々の間に広まり、定着して、イギリスの紅茶文化には欠かせないものになっているのです。
まとめ
イングリッシュティーNo.1は、その誕生やネーミングに関するストーリーなど素敵なエピソードが秘められ、知的なおしゃべりを楽しむアフタヌーンティーにもぴったりです。もちろんどんなシーンにも合わせやすく飽きがこない味わいなので、毎日の定番ブレンドとしても。創業者の情熱やこだわりが詰まった唯一無二のハウスブレンド、ぜひ味わってみてくださいね。




